DON'CRY -ドンクライ-

アニメやマンガ、ゲームに小説、音楽など、「作品」によって孤独から救われて生きている人のためのメディア

僕らオタクは堂々としてればいい。半年のメディア運営で分かったことと、今年のヒット記事ランキング

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(いなだみずき、ノダショー、カエデ)

いつもドンクライを読んでくださり、ありがとうございます。編集長のノダショーです。

年末くらい、ちょっとカッコつけた写真を撮ってみたかったのですが、80年代のダサいラッパー感が否めない(笑)

さて、ランキングにいく前に、長くて恐縮ですが、年末のご挨拶をさせてください。

 

教室の隅から生まれたドンクライ

ドンクライは今年のほぼ6月に生まれ、立ち上げから半年ほど経ちました。

その間、ドンクライに関するシェア数は約2万となり、SNSでフォローして下さる方も800人くらい、そして何より、イベントを行って読者の方々と交流できたりと、本当に少しずつですが、存在感が出てきました。

正直なことをいえば僕らは、過去には教室の隅っこで1人弁当を食べていたり、夜はベッドの上で泣きながら作品に救われていたりする存在でした。つまり、誰の記憶にも残らずに消えていくような、ちっぽけな存在だったということです。

だけど、どうしようもない生きづらさを抱えこんでしまった僕らでも、こうしてインターネットで声を上げれば、同じ境遇を生き抜いた戦友たちを見つけることができる。繋がりあうことができる。

そうしてお酒でも飲んで、歌でも歌って、ガハハと笑いあいながら赤裸々に夜を語り明せば、「なんだ、こんなことで幸せになれるんだな」と気付けるものです。

でもそれは、決して会社や学校の飲み会では無理で、むしろ孤独を感じるばかり。必要だったのは、同情ではなく、同じ苦境を知る仲間達の友情だったのです。

 

「オタクはこう振る舞わなくはならない」というネガティブな意識

また、それを外の人たちが「こんな人たちもいるんだな」と知ることが、どうやら僕らが苦しめられてきた社会の不寛容さを、少しでも和らげることに繋がっているようなのです。

例えば、ドンクライが立ち上がったタイミングで「底辺オタクが集まって傷をなめ合う場所」と揶揄してきた人がいましたが、その人はこの半年の活動を見て「なんか…楽しそうでいいね」と考え方が変わっていった。

世の中的にオタクに対する風当たりは随分と和らぎましたが、どうも無意識的に「ああいうタイプはこう振る舞わなくてはならない」みたいなネガティブな規範意識は、今も根強く存在するようです。例えば、オタクはなるべく端っこで、小さい声で笑い合わなくてはいけないとか。

でも、分かったのはそれがそういう人たちの中だけではなく、僕らの中にもあるということです。

僕らオタクはなるべく端っこにいなくてはいけない。声を出して笑ってはいけない。オタク同士でつるんだり、恋愛するのは気持ち悪い。僕らは、幸せになってはいけない…。

でも、この半年で、その意識こそが僕らを苦しめているのだと気付いた。だからこそ言いたい。

僕らは小さく縮こまる必要はない。

幸せを遠いものとも思わなくていい。

苦しい過去に縛られなくていい。

それが僕らを結びつけ、幸せを運ぶのだから、堂々としていればいいんです。

ただ誤解しないで欲しいのは、だからイキリオタクになれとか、コミケの帰りにエロい袋丸出しで歩けとか、公道で広がって騒げとか言ってる訳ではないということです。

人として本来得られていいはずのものを、「自分はそれを得ることはできない」と思いこまないで欲しいということです。

幸せになるチャンスも、権利も、僕らにはちゃんとある。あとは一歩踏み出す勇気を持てるかどうかだと思うのです。

 

ひとりの夜を共に越えよう」の信念の元に

いきなりですが、「ひとりの夜を共に越えよう」は先日できたドンクライのキャッチコピー。でも、僕らの信念は全てここに込められています。

だからこそ、ツイッターもニコ動も、コミケアニクラ、オフ会に応援上映も、すべからく素晴らしい。ひとりの夜は、共に越えればいい。僕らは僕らで居場所を作り、幸せになっていいのだから。

さて、長々とすいませんでした! それでは、反響も含めたランキングにいきましょう!

 

2017年人気記事トップ5

第5位

 『日常アニメの最終回を観た後、部屋で一人汚ねぇ声で泣いてしまう』

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第5位には、日常アニメが終わってしまう苦しみと悲しみを、鼻水をずるずる流しながら、情けなくも叫び散らす記事がランクイン。どうしようもなく汚いかもしれませんが、死ぬほど共感出来る、パワーのある一本です。

ちなみに僕も、恥ずかしながら『たまこマーケット』を今更見まして、喪失感を受け入れられず、今は1日1話『ARIA』シリーズを見ています…(笑)

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第4位

『「夢を諦め切れなかった。」元制作進行の総作画監督、小松真梨子氏インタビュー』
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夢を諦めきれず、クリエイターを支える側から、クリエイター自身に転身したアニメーターの方へのインタビュー記事。600ほどシェアされ、はてなのホットエントリー入りも果たしました。

こちらの記事の凄いところは、とにかく小松さんの口にされる言葉です。

亡念のザムド』の監督で、作家でもあられる宮地昌幸さんがTwitterでシェアされた時にこう仰っていましたが、まさにその通りだと思います。

「夢を諦めきれない」、そんな想いを心の底に抱く人の心に小さな火をポッと灯してくれる、「言霊」の力に溢れた記事です。

挫けそうだったり、夢への自信を持てない人に読んでみて欲しい記事です。

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第3位

椛島洋介氏かく語りき 逆境でも意地で進む! 強みの見つけ方』

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インタビュー記事が続きます。こちらはスーパーアニメーター椛島洋介さんの記事。こちらも600ほどシェアされ、特にアニメ業界内でよく読まれました。

椛島さんは、アニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」「D.Gray-man HALLOW」「魔弾の王と戦姫」などでキャラクターデザインや総作画監督、「アクセル・ワールド」や「とある科学の超電磁砲S」などではアクション作画監督を務め、更には絵コンテまで描かれる多才なアニメーター。

松岡修造ばりにアツい椛島さんが、挫折しつつも逆境に立ち向かう人生のお話も最高に胸熱なのですが、この記事の凄いところは、やはり向いてるものの見つけ方の部分でしょう。

曰く、「向いているものの見つけ方は、自分は凄いと思っていないが、他人が凄いと言ってくるものを見つけること」だと。

例えば、椛島さんは、机に向かって12時間でも絵をかけること。ある演出家さんは、カットに足りない要素を各スタッフに伝えることだ、と。

今、進路や、自分のこれからの振る舞い、アイデンティティに悩んでいる人がいるなら、ぜひ読んでみて欲しい記事です。

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第2位

『もし、シンジの隣にいたのがミサトではなくカミナだったら? #もしもから考える碇シンジ救済計画』

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第2位には、もし、エヴァのシンジの横にいたのがミサトさんではなく、グレンラガンのカミナだったら、シンジ君はとても自己肯定感の強い男の子になれていたのではないか?という仮説を提唱する記事がランクイン。

この記事が非常に面白いのは、ミサトとカミナという人間を対比する中で、親や上司、先輩という目上はこう行動すべき、というのを明確に提示している点です。

つまり、どうすれば、子供や部下、後輩は自信を持った存在に育つのか、という教育の根本的な問題に対し、一つの回答を出している点です。そう、この記事はアニメ考察の皮を被った教育論なのです。

また、僕らはいつ、どこから孤独になったのか? その問題に対し考えを深めたり、孤独を感じている知人友人に対し、他者がどういう距離感で接するべきなのかを考えたりするのに、とても有意義な記事です。

グレンラガンエヴァを見ていなくても分かるかと思いますので、ご興味あればどうぞ。 

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第1位

『ルギアをオカズに抜き続けて人間の道を踏み外しかけたが、友達のおかげで助かった話』

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栄えある第1位には、記事単体で約20万PVに達したこの記事がランクイン。初稿をいなだみずきから受け取った夜は間違いなく今年一番笑いました(笑)

でも、この記事はただ笑える記事では勿論ないんです。性的嗜好が人と違うことに悩み、苦しむ人というのは現実にいます。いなだみずきはその孤独を言葉にし、掬い上げた。

でも、彼から企画を聞いた時、「ドンクライ=下ネタメディア」というイメージがつく可能性も大きいと思いました。なので、正直に言えばかなり悩みましたが、京都の由緒ある寺の僧侶で、かつ実名でネットにいる彼がこれを出すと言った。その覚悟に負けました。

結果として、さまざまな議論を呼び、これをもとに自分の好きなものに対してもう少しオープンになる人が増えたようなので、よかったなぁとホッと一息ついています。

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さて、そんな訳で、来年はもう少しライトな記事を中心にお届けしつつ、変わらず「ドンクライでしか読めない」パワーのある記事も発信していきます。

「エモ過ぎる!」と大好評だったイベントも、随時行っていく予定です。興味のある方はぜひぜひ、このレポートも読んでみてくださいね。

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他にも、驚きのニュースをお届けできるかも…? ご期待ください。

それではドンクライを

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書いた人:ノダショー(DON'CRY編集長)